トリマーはとても便利な機械なのですが使っているとどうにもトリマーテーブルを使いたくなります。
今回は廃材を利用して作ることにします。 9ミリベニアに米松35×20、 長さはテキトーです。 これをネジ止めてパネルを作ります。
ネットでトリマーテーブルの自作方法はいろいろと調べましたがみんなやたらと凝った作りでした。 凄いとは思いますが自分の場合は精度が出ていて普通に使えればいいので極力シンプルに作ります。
真ん中に穴を開けたらトリマーのネジ穴の部分に目印を付けます。
M4のネジなので4.5ミリくらいの穴を開けます。
皿ネジで止めるので大きめのドリルでザグリを入れておきます。
トリマーを取り付ける部分の裏側は力がかかりそうなので補強も入れておきます。
パネルの端の方に鬼目ナットを仕込みます。(M6)
場所はまぁテキトーです、うまく行かなかったらその時治せば良いわけだし。
ちゃんと頭が隠れるくらいに埋めてしまいます。
フェンス部分を作ります、ってか木をまっすぐ切って橋に6ミリの穴を開けただけです。
でもトリマーの刃が当たる部分は切り欠きを作っておきます、バンドソーとかコンターマシンがあれば加工は楽ですがここに精度は必要ないので手ノコで落としても問題ありません。
こんなかんじです。 ↑の写真で小さく写っていますが鬼目ナットを仕込んだ部分にツマミ付きのボルトを締め込んでフェンスを固定しています。
ツマミ付きのボルトはホームセンター等で安く売っていますが買いに行くのが面倒くさいので自作します。
欅の木の端材にホールソーを突っ込んで。
こんな感じに加工します。
さらにこんな感じの形にします。
後はボルトを通してドリルにはさみヤスリでガリガリやります。
大雑把に作りましたが回せれば何でもいいのです。
完成です。 実際に使ってみます。
テーブル本体は木工用の馬とか脚立とかテーブルとか何でもいいのでクランプで固定してしまいます。
裏側はこんな感じです。
こんな感じで刃を出してみました、トリマー用の刃ではなく金属加工用のエンドミルが付いていますが試し削りなので気にしないでください。
↑刃にフェンスを近づける時。
↑刃から遠ざける時。
ここのボルトナットで固定されている部分は、基本動かしません。 ボルトを緩めたり締めたりするだけです。
反対側はクランプで固定します。
ここのフェンスの動きの制度が一番しっかりしていないとトリマーテーブルにはなりません。今回は問題なく使えそうです。
実際に木を削ってみました。
いい感じです。
↑ついでにもう一つ目地払いとか面取り用のテーブルも作ってみました。
こちらは分厚いランバーコアで、骨無しです。
同じくボルトで止めて使います。
こんな感じです。
いい感じで使えます。
作るまでがけっこう面倒くさいなぁと思いますが、作ってみると一日もかからずに作れてしまうのでちょっとした気晴らしに作ってみるのもいいかもしれません。
最初に書きましたがネットで調べるとみんな凄いのを作っていて感心してしまうのですが、それどこにしまうんだよと考えてしまう大きさだったり、スライドレールを二本も仕込んでフェンスを動かしてみたり、ちょっと素人にはどうしようもない仕様ばかりです。
今回紹介したトリマーテーブルならか簡単に作れるしスキマに収納も出来そうなので、素人にはオススメです。
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