中古のノミを再生させる方法(鑿とぎ)

道具・工具・DIY

ノミや刃物って基本的にはあまり安物はよく切れないし長切れもしない事が多いかと思います。
そこで私は殆どの鑿やカンナをリサイクルショップで仕入れます。
もちろん本職で大工などしているのであれば新品の刃物を金物屋で仕入れる方がいいのかもしれませんが貧乏DIY愛好家ならばなかなか一本一万円以上する刃物は買えない。


↑新たにリサイクルショップで仕入れた鑿です。
一番上の一本は以前に買って直したもの、 今回仕入れたのは下の二本で一本800円前後だった。



まずよく確認します。
まずまず綺麗な状態ではありますが、裏が錆びていたりかなりいい加減に研がれていたりします。
ノミの場合まず裏が絶対に真っすぐである必要がありますからまず裏を直します。


↑荒い砥石で躊躇なく裏を平らにしましたがまだ平面が出ていません。
このまま無理やり平面も出せますが鑿の表から金槌でたたいて裏を出します。


↑この作業はなかなか勇気がいりますが高額ではないのでいい練習になりますね。
ちなみにミスして思いっきり叩き割ったこともあります。


↑絵で描いている部分をハンマーで叩くのですが、ハンマーのとがっている部分でたたく人と平らな部分の下部を利用してたたく人がいます、どちらでもやりやすい方でたたくといいかと思います。


↑まずまず綺麗になりました、
一本はかなりベタ裏気味ですがこれは最初っからベタ裏だったので気にしません。


↑表はベンチグラインダーで角度を直します。
中古のノミは大体角度がメチャクチャですからがっつり削って直してしまいます。
この時熱をかけすぎないように常に水で冷やしながら作業をします。


↑絵で描くとこんな感じで削ります。
鋼のある先端部分はあまり当てないように注意して削るのですが極端に鋭角になっている物なんかは刃先もグラインダーを当てないと角度が治りません。


↑表を砥石で研ぎなおしたら最後にさび転換材でさびを黒錆に変えて完成です。
錆を気にしなければ錆びたまま使っても問題ありませんが、やはり黒く染めると気分がちょっと上がりますね。

錆をやすりやサンポールで落としきる方法もありますが手間がかかる割に使っている内にまた錆びだすので私は錆転換材で赤さびを黒さびに変換させる方が好きですね。

ホルツの錆チェンジャーがお気に入りです、臭いですけど。

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