欅のダイニングテーブルを作る
リビングにダイニングテーブルを置きたいのですがどうにも家の柱が邪魔で良いテーブルがありませんでした。
なので柱を囲む形で「凹」の形のテーブルを作ることにしました。
よいタイミングで木工作家の知り合いから欅の板を安く売ってもらえる事になったので取りに行きます。
とりあえず自動カンナで厚みだけ揃えてもらいました。↓
こんな立派な自動カンナは個人では買えません。
家に持って帰ります。↓
板の厚みは35ミリです、テーブルにするには少し薄いかもしれませんが端材で補強してなんとかしようと思います。
まずはどう接合するか置いてみて決めます。
同じ欅でも結構木目が違いますね。
余分な所はあらかじめカットしますがピッタリでは切らずに接ぎ合わせてからピッタリにカットします。
接ぎ合わせる部分がピッタリ重なる用に綺麗に丸鋸で落としてからビスケットを入れる位置に線を書きます。
ジョイントカッターでビスケットを入れる穴を開けます。
ボンドを少し多めに塗ってパイプクランプで締め上げます。
はみ出したボンドは濡れタオルで拭き上げます。
無事に接合出来ました。
この時点で測ってはいないですが、めちゃくちゃ重くなりました。
一人で運べるギリギリラインです。
欅って重いんですね。
多少の目違いやたわみは出ていますので電気カンナとランダムサンダーで調整します。↓
ここで余分な部分をカットして柱の部分の切り欠きもカットしてしまいます。 丸鋸とジグソーを使って切りました。
急に雨が降ってきましたので急いで家の中に入れます。
雨のシミがつくとカッコ悪いので固く絞った濡れ雑巾でまんべんなく拭き上げて雨のシミにならないようにします。↓
余った欅を細く切ってテーブルの補強部材を作りました。
写真は仮組み状態です。↓
足は欅材が足りないので栗の木で作りました。
栗は欅の木より癖が強くて暴れるのですが足に使うぶんには問題ないでしょう。
それから補強材の一部に切り欠きを作って引き出しが入るようにしました。
補強材の棒を木ネジで止めていきます、この時ボンドは使ってはいけません、さらに言うの木ネジも補強部材にバカ穴を開けるなどして緩めに締め付けるのが良いとされます。
これは木のテーブルを長年使用している間に木が徐々に変形していくのに対応させるためです。
ボンドを塗ってしっかり止めてしまった場合木が変形できずに割れてしまう事があるそうです。
今回はボンドは塗っていませんが木ネジでしっかり止めてしまっています。
理由は何十年も乾燥させて保管されていた木なのでたぶんそんなに変形しないだろうと言うのと割れたらまた割れた時に考えようと重い今回はしっかり止めました。↓
トリマーの45度面取りビットでしっかり面取りしてテーブルの角も丸鋸で少し落としました。↓
木の接ぎ合わせ部分にちぎりを入れます。
あらかじめ樫の木のちぎりを用意していたので入れる部分に当ててシャーペンでなぞります。
普通の蝶々デザインと魚。
↑樫の木
ちぎりを入れる部分にあてがってシャーペンでなぞってからトリマーでギリギリの所まで削り落としました、フリーハンドで削るので緊張します。
最後にノミで調整します。
ボンドを入れ金槌で叩き入れてボンドが乾いたらカンナて落とし、最後にサンダーで表面をなめらかにしました。
つづく。
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