以前に作った道具箱に内箱を作ります。
杉の廃材で道具箱を作る方法①。
材料は松の廃材です。
材料の幅が足りませんから板接ぎをして幅を増やします。
今回は薄板の板接ぎですからジョイントカッターなどは不向きかと思いましたので、ちょっと変わった方法を使って板接ぎをします。
↑廃材なのでビス穴とか開いてます。
↑ボンドを塗ります。
↑クランプでガッチリ固定します。
角材とかで板が反ったり目違いが出ないように挟む方がうまく行きます。
↑綺麗にくっつきました。
このままではボンドで張り合わせただけですから強度に不安があります。
↑トリマーを使い溝を彫ります。
溝の深さは3ミリ程度で、幅は10ミリです。
↑溝にボンドを塗り、10ミリ幅の角材を叩き込み、クランプで締め上げます。
↑ボンドが硬化したらノコギリでカットします。
これで多少ではありますが、そのまま張り合わせた状態よりは強度が出ます。
↑板をくっつけます。
↑木ネジだと材料が薄すぎて割れそうだったので釘で止めます。
↑取っ手と仕切り板を作ります。
この材料は栂材です、さっきと同じようにクランプで2つの材料を挟み、接着します。
↑今度はドリルで8ミリのあなを上から深く彫ります。
↑穴にボンドを入れて8ミリの丸棒を叩き込み、2枚の板の接合部分の補強をしました。
↑この方法は結構強度が出ます。
↑底板にベニヤ板を貼り付けて取っ手も接着します。
仮に入れてみました。
問題なさそうですね。
次は塗装です。
このままでも問題ありませんが外箱は塗装してしまってますので内箱も塗装します。
今回使うのもやっぱりカシュー塗料なのですが、(透)と言う色を使います。
↑一回目の塗装は少し薄め液を入れて塗ります。
↑5〜6回ほど塗り重ねてやっと完成です。
いい感じの生漆色になりましたね。
↑中で内箱が止まるように小さな足を入れています。
カシュー塗料はいい感じの色に仕上がりますが匂いがきつ過ぎるのと、乾くのに時間がかかり過ぎるのが弱点ですね。
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