なんとか形になってきたので今度は細かな部分を作り込んでいきます。
けっこうめちゃくちゃに木ネジを打ち込みまくったので穴だらけです。
↑ポリパテです。
不飽和ポリエステルに顔料とタルク等を入れて増粘させパテ状にしたもの、大型のホームセンター等でもロックペイント社の物が売られていますし模型やさんでも売っているかもしれませんが。
黄色いのが硬化剤です、混ぜることで反応して硬化します。
こんな感じで穴に塗り込めます。
まぁややこしい事は考えずに混ぜて塗ればいいわけです。
固まったらざざっとサンダーで削ります。 別に手で削ってもいいのですが、だんだん作るのが面倒くさいなぁと感じてきていたのでテキトーに仕上げていきます。
面取りします。
角が立っているので面取りトリマーで45度で面取りします。
面取りするだけです少し高級感が出るので嬉しくなります。
最後の仕上げは塗装かメラミン仕上げか迷いましたが、すでに45度面取りが終わっているので塗装仕上げにします。 メラミン仕上げはまた今度作るときに挑戦してみます、 2度と作らないような気もしますが…
さて、塗装にすると言っても何で塗るかが問題です。 MDFと言う材料は意外に厄介な材料で素材の味を活かした仕上げがとても難しいのです、素材を活かすと言うかそもそも木くずを接着剤で固めたボードですから素材も何もあったもんじゃ無いのです、素材としていい面もありますが質感を活かすにはよほどセンスが無いと難しいでしょう。
ちょっとネットで皆がどうしているか調べてみましたが、何だか不思議な仕上げをしている人が多くてあまり参考にはなりませんでした。
ニスを塗ってみたり、オイル塗ってみたり、ひたすらラッカースプレーで塗り重ねてみたり… ちょっとどれが正解かわからなかったので自分はとりあえずウレタン塗装仕上げにすることにしました。
アネストイワタの塗装用ガンスプレーを使ってロックペイントのウレタンサーフェーサーを吹き付けます。
グレーに染まりました。
ウレタン塗料は比較的分厚い塗膜を形成するのでほぼ一発でMDFの汚い質感を消し去ることが出来ます。
ある程度塗料が乾いたらポリパテで潰したネジ穴にもう一度パテを塗りつけます。ポリパテは硬化する際に少し縮む特性があるのできっちり出来たかに見えても意外とスキマやへこみ等があるのでももう一度確認しておきます。
今度は壁紙を貼る時の下地とかを作る用の水性パテです。
分厚く塗りつけないのであれば乾燥も早いので楽に作業できます。
180くらいのサンドペーパーでパテを削ったら仕上げの塗装に入ります。
仕上げは艶有り黒です。
ピアノみたいにピカピカですね。
軽く乾燥させたら同じ塗料を濃くして吹き付けます。
なるべく荒い粒子で吹き付けることで半分艶が消えて(梨地)になります。
ピアノブラックもかっこいいですが半つや消しのほうが大人っぽいシックな感じがあってかっこいいですね。 あと指紋とかがつかないのもいいです。
乾燥硬化さすのに最低3日はかかります、冬とかなら一週間くらいは放置したほうがいいらしいですが。
↑裏側にゴム足をねじ込みました。
各パーツを組み付けます。
完成です。
音は、思ったより悪くない。
一月くらいしてエイジングが終わった頃にちゃんと聞き直してみましたが、確かに組み上がった直後より音が良くなっていました、不思議です。
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