セメダイン社から化学反応形二液アクリル樹脂系接着剤のメタルロックという製品が発売されたので実際に使って強度を確かめてみたいと思います。
二液混合で硬化させる接着剤はエポキシ樹脂系接着剤が一般的ですからアクリル系と聞くとあまりピンと来ません。
アクリル系接着剤と言えばシアノアクリレート系の瞬間接着剤が有名です。
ただおそらく全く違う考え方で硬化するぽいのでまた違った接着用途で使うことを想定していそうです。
実際の使い方はエポキシ接着剤と同じで同量を作業版の上に出してよく混ぜる方式です。 匂いが全然違うのでやっぱり全然別物ですね。
ステンレスやアルミをくっつけてテストしてみます。
エポキシ樹脂系接着剤との大きな差は効果時間が短い所で、5分硬化タイプよりも少し早いイメージです。
あと薄く塗り拡げると極端に硬化が遅くなる印象です。
使い勝手は普段からエポキシ接着剤を使っていれば同じなので悪くないです。
メタルロックと言うだけあって金属への接着にはかなり強いイメージです。
エポキシ接着剤よりも接着力は優れていました。
アルミやステンレスをくっつけた物なんかはハンマーで叩いても取れなかったので相当なものです。
アクリル系なのでエポキシより紫外線に強い事が期待できるので意外と屋外でも使えるかもしれません(実験してないのでわかりませんが)。
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逆にABSなどの変形しやすい柔らか素材等には全く強くなくやはり使い分けは必要と言った所です。
職業柄アラルダイト等の業務用エポキシ接着剤も使用しますがこれと比較するとあまり接着力は変わらない印象です。
ホームセンター等で売られているエポキシ接着剤の上位互換品であってプロ用のエポキシ接着剤と比べると対して優位性は無いと言えます。
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