どんぐりが大量に出てくる季節ですから透明エポキシを使い樹脂封入標本を作ってみます。
今回は脱脂や脱水等を行わずとにかく簡単な方法で作ってみます。
透明エポキシの基本的な扱い方は以前の記事で書きましたので今回は触れません。
型取り技術の基礎知識 シリコン型に透明樹脂を流す方法。
まず何かしらの容器を用意します、家の中にあった物ですが食品用のプラカップと綿棒のケースを使ってみます。
カップはよく洗って乾かした物を使います。
容器の底に厚さ3〜4ミリ程度透明樹脂を流し一度固めます。
そこにどんぐりを設置するのですがそのまま置いて樹脂を流してもどんぐりが浮き上がってしまい上手く出来ません。
ですからどんぐりは底に接着してしまい瞬間接着剤を使い接着します。
瞬間接着剤は固まると透明になるので透明樹脂を流した時も目だちません。
透明エポキシ樹脂を流します。
泡がドングリにくっついていると泡が抜けずにそのまま固まってしまいますから竹串か針金等を使い泡を抜いてやります。
固まりました。
大きいどんぐりは中から気泡が出てきてしまっており失敗です。
穴はあらかじめ瞬間接着剤か透明エポキシを塗って塞いでおいたほうが良いですね。
小さい方は容器の水玉模様がついてしまいましたが上手く固まりました。
大きなどんぐりは後日再度チャレンジしましたら上手く出来ました。
↑水玉模様のカップに流したどんぐりは周囲を金鋸でカットしヤスリとコンパウンドを駆使して磨き上げるといい感じに出来ました。
労力はかかりますが磨くのもかなり有効です。
↑マツボックリも封入してみました。
なかなかいい感じですね。
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↑日新レジンのクリスタルレジンも有名ですね。
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