コンビネーションスコヤと言う商品を買ったみました、値段は確か1200円くらいだったかと思います。
スコヤとしても使える上に色々な応用が出来るスグレモノ、の様に見えますがこういう商品はだいたいにおいていまいち使いにくい。
用途は絞って特化させた方がいい場合が多い。
まず直角がしっかり出ているか調べてみます。
調べる前によく見ると塗装かザツ!
こんなんで直角の精度出るのかよと不安になる塗装の雑さ、写真ではわかりにくいのが残念です。
スコヤの直角の確認は意外と単純な方法で確認出来ます、まず何でもいいので樹脂版を用意します、 今回はアクリル板。
まずどこか真っ直ぐな辺にスコヤを当ててカッターナイフでケガキます。 ケガキ針でもOKです。
こんな感じです。 力は入れずに軽くです。
今度はスコヤをひっくり返して同じ線をケガキます。
↑写真上の下の端っこは先が合っていますが写真下の上の端っこの線はわずかにズレています。 わかりにくいですが。
と言うことは↑の写真の矢印の方向にわずかに傾いていると言うことです。
ケガキ線が逆にズレていたならば反対側に傾いている、と言うことになり、ピッタリとあわさっていればほぼ直角と言うことになります。
完璧な直角と言うのは難しいですがこれは少しズレすぎでしょう。
「なんじゃこりゃ! 不良品売りつけやがって! 新潟精機のやつ!」
となりそうなものですが1000〜2000円の商品にそこまで求めてはいけません、ちゃんと直角が出ている商品も値段は高いですが売っていますし。 これはシンワだろうが新潟精機だろうが同じことで、シンワも意外と直角とか垂直はズレています。
ところで最初に言った塗装の雑さ。ここをガラス板にヤスリをくっつけて磨いてみました。
磨くとよく分かりますが両サイドが極端に削れます、って事は真ん中が凹んでいたと言うことです。 あまりヤスリを当てすぎると角度が変わってしまいますし歪んでいなかった部分まで歪みそうなので軽くヤスリをかけるだけにします。
この状態でまた同じように直角チェックをしてみました、 かなりピッタリと来ています。 これなら実用でも問題ないでしょう。
また今度実戦で使ってみて感想が書ければと思います。
コメント
考え方に共感します。
Amazonのレビュー欄など見ると安物を買ったくせに精度が悪いだの使い物にならないだの何の参考にもならない頭デッカチの自称「分かってます」人間が多くて呆れます。
道具は買ってから自分で仕立てる物だし、吊るしで買って最初から正確さを求めるなら数万円出すべきですからね。
おっしゃる通りです。
やっぱり道具って値段相応の作りですし、安く買うなら自分で調整するくらいの事はすべきですね。