割れた陶磁器の接合

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お気に入りの植木鉢を割ってしまったので接着剤で接合修理をしてみます。

お気に入りとは言っても東北の骨董屋さんで100円で購入した小さな植木鉢です、あまりにも粉々に割れると直すのは困難ですがこのレベルなら問題ありません。

陶磁器の接合と言えば漆を使った金継ぎが有名です、最近ではエポキシ樹脂で金継ぎしたりもしますが今回は瞬間接着剤を使って接合してみます。

接着剤の種類はアルテコのCN6です、本来は金属の接着用に開発されたCN6ですが陶磁器にも問題なく使えますし、耐衝撃性に優れており扱いも容易です。

ただアルテコは工業用の接着剤ですので接着力も強力なので注意して使うのが原則です。

シアノアクリレートを主成分とした瞬間接着剤はかなり有毒なガスも出ますので換気も忘れずに。

作業前によく洗ってよく乾かします。

いきなり接合はせずにまず仮組みして接合する順番を決めます。

組む順番を間違えるとはまらないパーツが出てくることがあるので焦らずに慎重に順番を考えます。

↑上の写真のように大きなパーツに中くらいのパーツを先に組むと小さなパーツが入らなくなります。

接合する。パーツの片側に接着剤を塗ります、↑上の写真は少し塗りすぎですね、もう少し少なく塗ったほうが良いです。

一気にくっつけます。

瞬間接着剤で接合する場合失敗すると後戻りは出来ませんので何度もシュミレーションして慎重にくっつけていきます、うまくいけば↑上の写真のように接合した箇所が殆どわからなくなります。

失敗した場合は後戻りは出来ないと書きましたが、アセトン等の有機溶剤があれは再接合は可能です。

可能ですがアセトンでもなかなか外れないのであまりやりたくないですね。

かなり綺麗にピッタリくっついているけとも欠損してしまっている部分はヒビが大きく見えますね。

金継ぎの場合ならきんを塗るんでしょうけども面倒くさいので今回はパスします。

隙間に接着剤を流し込んで完成です。

素人でもなんとなくできるもんで結構頑丈そうです。

高価な物や文化財の修理は自分でやらずに専門業者に任せましょう。

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