人形というかインドの神様のガネーシャ像です。
これは私がインドのフバネシュワールという街で購入した大事なお守りなのですが実家に置いていたら何者かの手によってバラバラにされてしまったので修理します。
鼻と頭飾りがもげてしまい耳も削れて無くなっています。
このような物を修理する場合使う接着剤は大体絞られてきます。
文化財的なアプローチでしたら可逆性を考慮しセメダインCで接着するのが一般的ですが今回は別にそこまでの物ではないので瞬間接着剤かエポキシ系接着剤のどちらかになります。
エポキシ系接着剤は強固にくっつきますがセットタイムが長く、準備も面倒くさいので瞬間接着剤を使いました。
瞬間接着剤を使う場合勝負が一瞬なのでくっつけるイメージトレーニングを何度も繰り返し手になじませてから本番に挑むのが吉です。
万が一ズレて接着してしまった場合基本的には外れないと思ったほうが良いです。
外す場合はアセトンとか酢酸エチルなどの有機溶剤に長く漬けおかなくては外れません。
↑何度もくっつける練習をしているところ。
↑接着剤を塗り一気にくっつけます
↑くっつけました。
結構無くなっているパーツがあります。 作ることにしましょう。
↑木部用エポキシパテで造形します。
セメダインの木部用エポキシパテの使い方と用途
↑モクパテの使い方の記事です
↑こんな感じの小さなヘラがあると便利ですね。
ブロンズっぽいカラーで彩色されていましたので絵の具で着色します。
これはどんな絵の具でも構いませんが、市販のアクリル絵の具とかが水性なので便利です。
出来ました。
そこそこ違和感なく仕上がりました。
釉薬とかのかかった磁器とかの場合彩色が似ないので苦労しますがもともとのガネーシャ像も絵の具で彩色された物だったので似せるのは比較的簡単でした。
↑今回使用した接着剤です。
値段は比較的高めの設定ですがかなり強固に付きます。
↑エポキシ系接着剤を使用する場合はこちらも有効
↑パテはこれ。
割れた陶磁器の接合
↑陶器の接合について書いた以前の記事です。
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