型取り技術の基礎知識 シリコン型からのエポキシ成形をする方法

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先日シリコンのブロック型を作りましたので、その型を使ってエポキシ成形をしてみます。
型取り技術の基礎知識 シリコンのブロック型

エポキシ樹脂を使用した成形方法と言えば日進レジンのクリスタルレジン等を使った透明樹脂成形をイメージしがちなのですが、今回はエポキシ接着剤を使用した成形方法になります。

使用するエポキシ樹脂ですがホームセンター等で販売されている一般的なエポキシ接着剤、セメダインハイスーパーです。

セメダインハイスーパーは五分硬化型とか30分硬化型など、数種類ありますがどれを使っても成形は可能です。
成形する大きさで使い分ければ良いかと思いますが30分硬化型が扱いやすいかと思います。
ちなみに他のメーカーのエポキシ接着剤(アルテコやコニシのクイックメンダー等)でも問題ありませんのでいろいろやってみると楽しいです。

まず適量をよく混ぜ合わせてシリコンの型に塗り込みます。
(基本的な使い方は接着剤のパッケージに書いてありますので省きます)

しばらく放置して接着剤が固まったらまた塗り込みます。

ある程度厚みがついたら型の縁に接着剤を盛り付けて型を合わせます。
後は一晩放置してから脱型です。


綺麗に成形出来ました。

エポキシ接着剤での成形はポリエステル樹脂を使用した成形よりも歪みが少なく合わせ口もズレが少なくて綺麗に成形出来ます。

技術的にはあまり一般的ではありませんが、どこのホームセンターでも手に入る商品ですから知っておくと何かの時に役立つかもしれません。

ポリエステル樹脂よりも手に入りやすく歪みも少ないなら全部この方法で良いじゃないかと思うかもしれませんが、弱点はあります。
値段がポリエステル樹脂の10倍以上します。
ですから小物の制作だけにするべきですね。

ちなみに筆洗いはアセトン等が有効ですが手に入らなかった場合はマニュキア落としの徐行液が有効です。

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